生活習慣を見直そう
動脈硬化とその影響

血管は加齢によって少しずつ硬くなっていきます。しかし、生活習慣の乱れによって通常よりも早く血管の老化が進んだ状態が動脈硬化です。
動脈硬化の原因
動脈硬化を引き起こす原因として、以下の状態が考えられています。 これらが絡み合うことで動脈硬化の進行が早まっていきます。
- 高血圧
- 脂質異常症(高脂血症)
- 糖尿病
- 動脈硬化を放っておくとどうなる?
- 動脈硬化そのものは無症状ですが、柔軟性を失い硬くなった血管は、血栓が詰まりやすくなったり、血液の流量に合わせた収縮ができなっていきます。
そうして起こるのが心筋梗塞や脳卒中(脳出血、脳梗塞、クモ膜化出血)です。
こうした病気は命に関わるだけでなく、助かった場合でも後遺症が残ってしまうことも多いです。後遺症が残ると、ご自身だけでなくご家族を含めた日常生活に大きな影響が出てしまいます。
病気の発症を抑えるためには動脈硬化の進行を遅らせる生活習慣が大切です。
動脈硬化を抑える生活習慣
現代の医学では硬くなった血管を若返らせることはできません。
ですがさらなる動脈硬化の進行を遅らせることはできます。
以下に動脈硬化の進行を遅らせる生活習慣を挙げました。
これらの生活習慣は、高血圧や脂質異常症(高脂血症)、高血糖にも効果があります。
- 塩分摂取量の制限 (1日10g→6g)
- アルコール摂取量の制限 (日本酒1合、ビール500ml)
- 脂肪分の摂取量の制限 (野菜や魚の比率を増やす)
- 体型の維持 (BMI(体重(kg)÷[身長(m)×身長(m)])が25未満)
- 適度な運動 (1日30分のウォーキング)
- 禁煙 (ニコチンは血圧を上げる作用があります)
長く続けて習慣にしていくことが大事です。
無理をせずできることから少しずつ始めてみましょう。
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